土地や建物を購入しようとする場合には、まず登記簿を見て誰がこの土地の権利者なのかを把握する必要があります。
これは本当の権利者が誰であるのかという事を知るためにはもちろんであり、その他にもその土地に抵当権や賃借権がついているかどうか等を把握するためです。
この抵当権や賃借権といった土地の価値や利用を制限する権利は、土地の所有者が代わっても、引き続き存在する権利であるため、登記簿を見ずうっかり土地を買ってしまっても、その権利者に責任を果たさなければならなくなります。
そのため土地や建物といった不動産を購入する場合には専門家に頼む場合でも一度は不動産登記簿を見ることが大切になります。
この登記簿上の所有者と、実際に契約をする者の権利証がしっかりあっていればほぼ間違いなく、本物の権利者ということができるでしょう。 |